今回は以前はまっていたイカ釣りの話
転勤で九州に15年間住むことができました。
『住めば都』とはまったくその通りで、自然が
豊かで、人も情に厚く、伸び伸び子育てができ
ました。
職場の仲間のだんなさんから、『せっかく九州
に来たんだから釣りでもやってみたら』と1本
の磯竿をもらったのがきっかけで、海釣りを始
めました。
今の時代のようなインターネットが普及してい
なかったので、職場の釣り好きの人に、いろは
を教えてもらいながら、アジやコノシロを釣り
始めました。
春になると、甲イカといって身体の中にボート
状の骨を持つイカが、産卵のため浅瀬にやって
くるという話を聞いて、仕掛けを買って門司の
海岸に。
大勢の釣り人が並んでいて、岸壁は一面イカ墨
で真っ黒になっていました。
そこで、第1投をすると竿に『もぞもぞ』とし
た感覚、巻き上げると海面に白い陰が浮かび、
ビューっと海水を吹き上げました。
慌てて竿を持ち上げたため、ばれてしまいまし
たが、これがイカ釣りに魅せられた瞬間です。
それから春になると、週末はもちろんのこと、
仕事帰りに仲間と岸壁に行って、イカ釣りを愉
しみました。
グーグルアースで、自分の車を探してみたら、
自宅にも職場の駐車場にもなく、なんと岸壁に
写ってましたから、如何に(イカに ww)釣りに行
っていたか想像つきますよね。
経験を重ねるにつれて、日時、満潮/干潮、潮の
速度、竿の長さや硬さ、仕掛けの色、形状まで
こだわるようになり、常連さんと仲良くなって
情報交換したり、職場の仲間と発電機とライト
釣り 兼 イカ釣り』を愉しみました。
夢中になれる趣味が1つでもあると、愉しみが
あるし、人との関わりもできていいですよね。
その後、転勤や不幸があり、気がつくと釣りを
しなくなって7年の月日が経っていました。
喪が明ける4月には、釣りを再開しようかなと
思っています。
皆さんも、なにか夢中になれる趣味を見つけて
みては…。
本日は、この辺で。