『自分らしく、伸び伸びとやろう!』
前回に引続き、『人生の転機』についてふれた
いと思います。
どの大学に進学するか迷っている時に、ある夢
を観ました。それは、
『穏やかな海岸をヨットパーカーを着て、
自転車に跨がっている自分の姿』です。
高校の恩師からは、某総合大学を薦められたの
ですが、ひねくれものの私はあろうことか
『猫も杓子も○○大学は嫌』と海が観える高台
にある国立大学を選びました。
合格祝いにパーカーと自転車を買ってもらい、
夢観た通りに、海岸に続く道や、峠越え、秘境
と呼ばれる湖などを、夢中でペダルをこいで、
思いっきり大自然を満喫しました。
大学は小中高と違って、自分から何かを始めな
いと、なにも得られないところです。
逆にいえば、何かやろうと思えば何でもできる
自由な空間、そして自由な時間があるところ。
振り返ると、小学時代に鼓笛隊に入っていたく
らいで課外活動はしてこなかったので、なにか
やってみようとサークルを探しました。
体育館に行ったところ、フェンシング部が練習
をしていました。
珍しいスポーツに惹かれたのと、剣道と違い経
験の差はそれほどなくて、初心者でもやってい
けるかなという安易な考えで入部しました。
このスポーツは、左右の手足の動きが異なるの
で複雑な筋肉痛となります。
4年間続けましたが、途中ひざの故障もあり、
年2回行われる大学対抗試合では、なかなか
思うように戦えず、悩んだ時期がありました。
『負けてもいいから、伸び伸びとやろう』と開
き直ってからは、満足のいく試合ができるよう
になりました。
この時培った『伸び伸びとやろう』という想い
がこれまで遭った苦しい時代、つらい時代を乗
り切るための原動力になっています。
そして今も、私の信条の一つになっています。
泣いても笑っても、つらいこと、苦しいことは
誰にでも降りかかってくる。
どうせなら、自分らしく伸び伸びと思いっきり
生きてみては…。
本日は、この辺で。