『徳川家康』第2巻まで読み進めて!

知っている史実なのに、ワクワクするストーリー!

 

心配していたことが現実に😖💦お嫁ちゃんが

コロナに感染してしまったと。2人の孫も心配

ですが、お嫁ちゃんは産後まもないため、ワク

チンを接種できていないのです。薬をもらって

保健所の連絡待ちとのことですが、一刻も早い

回復を願うばかり…😞

 

昨日は両親と遠出するつもりでしたが、そんな

気分になれなくて、両親に我慢してもらって、

取り止めにしました。

そして『徳川家康』を読みふけっていました。

 

判らない地名や物の名前をスマホで調べながら

読んでいるので、まだ2巻目の3分の2くらい

で、最終13巻は、ほど遠いという感じです。

 

以前5巻までを2回読んでいたはずなのですが

すっかり忘れてしまっていますね😀

やはり竹千代(のちの家康)と実母於大の方

との別れの感動シーンは1巻目でした。

とんだ思い違いを深くお詫びいたします🙇

 

2巻目半ばというと、桶狭間の戦い今川義元

が戦に破れ、元康(のちの家康)が13年ぶり

に人質から解放されて、生まれ故郷である岡崎

に戻り、岡崎城主になる頃です。

 

作者の山岡荘八さんの人物寸評やストーリーの

組み立て方は、読者の興味を惹き、知っている

史実なのに、ワクワクしてきます。

 

信長の常軌を逸した挙動は、戦国の世の人々を

驚愕させただけではなく、読者である私達をも

驚かせてくれますし、単に異端児で、恐ろしい

人物ということではなく、人間らしさや優しさ

が感じられる場面もありました。

信長の参謀である平手中務の諫死~信長の素行

を死をもって諫めた老将~を嘆き悲しむ場面や

正室である濃との奥でのやり取り、中村藤吉郎

(のちの豊臣秀吉)との謎めいたやりとりは、

怖さだけではない、信長の人間臭さが感じられ

ストーリーに深みを感じました。

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主である元信(のちの家康)の岡崎城への帰り

を待って、耐え忍ぶ家臣達の忠誠心は、ぐっと

くることばかりでした。

本田平八郎は3代に渉り殿の右腕的な存在で、

祖父が殿の身代わりとなって、敵陣に攻め込み

自沈する場面。

家を想うが故に血気盛んな長坂彦五郎や大久保

新八郎が切り合いになりそうな時に本田の後家

が『女子供の辛苦』を告げて諫める場面。

老将鳥居忠吉が、一時的に岡崎に戻った元信に

屋敷に蓄えた、おびただしい銅銭や武具、糧食

を見せて、元信の初陣への備えであることを告

げると、元信は感涙して『もし、今川側に露見

したら、腹を切る覚悟で蓄えてくれていたので

あろう』と忠吉翁を労う場面。

 

それから、血の繋がりを強く感じさせたのは、

尼となって孫の行く末を見守る華陽院源応尼。

久松佐渡守の奥方となってからも、我が子のた

めに仕送りをして、いざ危険が迫るとできうる

手を尽くして我が子を守るというお於大の方

の子を想う心にも、ぐっときました。

 

また、桶狭間の戦の場面では戦の影の立役者と

もいうべき竹之内波太郎の知略や、中村藤吉郎

(のちの豊臣秀吉)と信長の謎めいたやりとり

や、藤吉郎の奇想天外な策略などは、読み進め

ていくうちに謎が解けて『え~っ』という驚き

と、『なるほど』という納得感、そして『じわ

じわと沸き上がる感動』がありました。

 

『けふも、ひねもす、読書を』続けようかと。

お嫁ちゃんの一刻も早い回復と、孫の変わらぬ

健康を祈りながら…。

 

            本日はこの辺で。