ある警察官の過労死の報道を観て!

思い詰める前に、助けを求めて新たな道を!

 

今朝、NHKニュースを観ていたら、警察官の

過労による自殺という報道がありました。

奥さんと幼い娘を残して、41歳になる警部補

が命を絶ったとの悲報でした。

 

単身赴任先の長崎県警佐世保署で、複数の上司

からパワハラを受けていて、同僚達の前で

『能力がない、できないなら係長を辞めろ』

と叱責されたり、休暇よりも処理の優先を指示

されて、残業が月200時間を越えているのに

20時間程度と記載していたとのこと。

 

奥さんとのラインには、『夜中に呼び出されて

徹夜勤務中です』『もう、倒れてしまいたい』

『過労死しそう』と。

励ましの返信と週一通っての食卓がささやかな

夫婦の時間だったとのこと。

奥さんは公務災害認定請求書を提出したけれど

『何をしても、主人は帰ってこない』…と。



パワハラという言葉の暴力を取り締まるはずの

警察が、署内で部下に平気で言葉の暴力をふる

っているという現実。

部下を叱責しても能力は伸びないということも

判っていない管理能力に欠けた上司達。

罪となる嘘を見破るはずの警察が、時間外残業

を認めず、嘘を書かせて黙認している現実。

一体だれが正義と勇気をもって、市民を危険か

ら守るのだろうか。

警察官も人間だから…という済まされるレベル

の問題ではなく、しっかり真実を突き止めて、

罪を償わせて、職場環境を早く改善してほしい

と思います。

 

大切な命を絶った警部補は、優しく、真面目で

弱音も吐かない人柄だったそう。

遺書には、同僚への感謝の言葉や、『迷惑を掛

けることになり申し訳ない』とあり、最後に

『改善されることを願います』と書かれていた

とのこと。

自殺をするくらいなら、警察官を辞めて転職す

るとかほかに方法がなかったのか?とても残念

ですが、そこまで追い詰められていたのでしょ

うね。命が勿体なくて、哀れでなりません。

 

年々こうした自殺者が増えていて、すでに交通

事故で命を落とす人よりも多いのです。

世の中には、活きていたいと強く希う人もたく

さんいるのです。

死のうと思うくらい辛い状況を変えて、ほかに

活きる道は必ずあると思うのです。

思い詰めてしまう前に、だれかに助けを求めて

手を携えてもらって、新たな道を見出してほし

いと強く希います。

 

           本日は、この辺で。