『鳥の目』を養い、世相を捉えるために!
昨日のブログにもしたためましたが、お恥ずか
しいことに、私は『経済』が苦手でして、報道
を観ていると、次々に判らない用語が出てきて
頭上にはてなマーク『?』がいくつも浮かんで
くるのです😥
なので、一昨日から経済用語を調べたり、記事
の解説を読み始めています。
差し出がましいですが、学んだことを紹介して
みたいと思います。
『経済』について熟知されておられる方には、
『釈迦に説法』となりますので、スキップして
いただいて結構ですので、もし、よろしければ
お付き合いください。
昨日、日銀についての記事が載っていました。
日銀は、毎日実施している特定の利回りで
国債を無制限に買い入れる『指し値オペ』
の対象銘柄を拡大して実施した。
オペの対象としてこなかった償還までの期
間がやや短い国債の価格が急落し、金利が
急騰したことに対応した。
世界的なインフレ進行を受け、欧米の中央
銀行が金融引締めを進める中、海外投資家
を中心に日銀が現在の大規模な金融緩和策
を変更するとの見方が台頭。
日本国債を売る動きが強まり、金利上昇圧
力が高まっている。
ここまで読んでみただけでも、判らない用語や
疑問が湧いてくるのです。
そこで、判らない用語、理解していそうな用語
も含めて、それらの意味を調べてみますと…。
国債とは? 国が資金の不足をまかなうために
負う金銭債務。
債務とは? 相手方に特定の行動をする義務の
こと。
利率とは? 額面金額に対し『毎年受取る利子
の割合』のこと。
利率 (%) = 利息や分配金 ÷ 投資額 × 100
利回りとは? 投資金額に対する『利子も含め
た年単位の収益の割合』のこと。
利回り (%) = 利益 ÷ 投資額 × 100
利益とは? 利息や分配金、配当金、商品の値
上がり益、投資で得られる全利益のこと。
分配金とは?『投資信託の運用会社』により、
支払われるもの。
配当金とは?『株式を発行した企業』により、
支払われるもの。
指し値オペとは? 国債や社債などの売買を通
して、金融市場のお金の流れを調整する公開
市場操作=オペレーションであり、利回りを
指定して (指値)、国債を無制限に買い入れる
強力な措置のこと。
償還とは? 債券やユニット型投資信託の期限
が満期になり,投資家に金を返還すること。
金利とは? 債務者に貸し付けた資金に対する
利子のこと。
インフレとは? 売られている量 (供給) より、
欲しい量 (需要) が増えていき、物価が継続的
に上がっていくこと。
金融とは? 資金余剰者から資金不足者へ資金
を融通すること。
次に、経済指標の関係を調べてみると…。
インフレと金利の関係は? 一般的にインフレ
になると金利が上がる。銀行が利上げすると
個人や企業、政府の資金借り入れコストが高
くなり、物価が上がる。
景気と金利の関係は? 景気が悪い時は、政府
は金利が下がるように仕向ける。金利が下が
れば企業が銀行からお金を借りやすくなり、
思い切った投資がしやすくなるため。
金利と国債の関係は? 国債が買われて、値上
がりすると、金利が下がる。国債の利率は、
発行時に設定され途中で変動することはない
ため、最終的な利回りはいくらで買うのかで
決まってくる。より高く買えば、利回りが低
くなる。
素人目には、ちょっと複雑な関係に思えるので
シーソーの絵にしてみました。
これらを踏まえて、冒頭の記事が云わんとする
ことは何かというと…。
世界の動きは…。
コロナ禍や、ウクライナ侵略による、流通の
滞留などにより、全世界的なインフレ (需要
>供給) が起こっている。
インフレが起こると…。
各国の金利が上昇し、国債が急落している。
金利が上昇し、国債が急落すると…。
低金利で住宅ローンを組んだ人の返済額が増
えて家計を圧迫してしまう。
政府が抱えている債務の利息が増えて財政を
圧迫してしまう。
日銀が決めた施策は…。
国債の下落を回避するため、無制限の国債の
買い入れである『指し値オペ』を行い、金利
の上昇を抑える施策を行うことに決めた。
というのが私の理解になります。もし、正しく
ないところがありましたら、どうかご容赦願い
ます🙇
これからも、判らない『経済用語』や疑問があ
れば、調べて紹介したいと思いますので、もし
よろしければ、お付き合いください。
本日は、この辺で。