興味を持って観ると新たな発見が『気づき』を大切に!
一昨日、図書館の周囲に拡がるいつもの公園を
散歩してきました。
午後、買い物をしてから向かったので、日差し
が傾き、すっかり黄昏時になっていました。
カラ松林の木漏れ日が柔らかく、木々が黄金色
に輝いて観えました。
突然、風が吹いて『さわぁ、さわぁ』と静かな
音が訊こえてきました。
ふと上を観ると、木々がゆらゆらと揺れて枝葉
がこすれ合う音なのだと判りました。
『カラ松の細い葉に、風が当たって生まれた、
ほんの小さな力が、たくさん集まると、こんな
大きな木が揺れるんだ』…と思わず感じ入って
しまいました。
さらに歩いていくと、まるで『シンデレラ』が
怖がりながら走ったシーンような、少し薄暗い
雑木林に差し掛かりました。
そこは、この森の北西側の端にあたります。
厳冬期の北西の風雪に、枝が曲がりながらも、
必死に耐えた痕跡なのだろうと思います。
雑木林を越えて、広葉樹林に入ってきました。
たいていこの辺りで、リスを見かけるのですが
この時期は、なかなか見つかりませんね。
道ばたに、どんぐりや胡桃の実が落ちる頃には
リスが一杯頬張りながら、あちこち埋めるのに
夢中で、『人を怖れている場合じゃない!』と
云っているように活発に動き廻っています…😁
きっとリスにとっての冬支度は、もう完了して
いるのでしょうね。
それでもリスがいないか、樹の上を観ていると
『白鳥』が30羽ほどV字の列をなして翔んで
いきました。
この時期は、我が家でも、真上を翔んで往く、
白鳥の群れをよく見かけます。
公園をほぼ1周歩いて、そろそろ散歩も終わり
に近づいた時に、細い竹のような群生を見つけ
ました。
初めて観た植物なので、スマホで撮り帰宅して
両親に見せたところ、『昔、谷地 (やち) で見た
ことがある』…と。
この植物はなに?…谷地ってなに?
疑問が湧いたら『即ググってみよう!』…と😀
この植物は『トクサ (砥草) 』、別名『ハミガキ
グサ』、『ヤスリグサ』、『ミガキグサ』など
と呼ばれているそうです。
ザラザラした茎で、ヤスリや歯磨きに使われて
いたとのこと。
世界の温帯地方、日本では北海道から本州中部
の山間の湿地に自生しているのだそうです。
また『谷地』とは、低湿地のことで、泥炭地を
さすこともあるそうです。
いつも観ているものも、いつも通る道も、あら
ためて興味を持って観ると、新しい発見がある
ものです。
そういう『気づき』をこれからも大切にしたい
と思います。
本日は、この辺で。