『徳川家康』第7巻を読み終えて!

世の流れを汲んで『戦わずして、治める』者が時代を紡いで往く。

 

 

昨日、『徳川家康』第7巻を読み終えました。

私のきまぐれな『読書熱』にしては、6巻目に

続いて早いペースで、一気に読み切りました。

7巻目は『豊臣秀吉』が、九州平定を終えて、

いよいよ東の『北条氏政』、北の『伊達正宗』

などを制圧して、天下を掌中に治めていく時節

になります。

 

徳川家康』は『北条氏政』の子『北条氏直

の義父になっていて、同盟関係にありました。

戦にならないように苦心して『秀吉』の臣下に

なるように、上洛を勧めたのですが『氏政』は

難航不落の城である小田原城を据えて、5代に

渉り、関八州を守り抜いてきた『奢り』から、

世の情勢を観誤り『秀吉』に小田原攻めを決行

されてしまうのでした。

 

『北条』側では、城下の周りをさらに高い城壁

で囲み、農民までにも刀槍を持たせて、3年も

訓練をして、万全な戦の備えをしていました。

 

一方『秀吉』側は、小田原の街を望む石垣山の

頂に城を築くのです。通称『一夜城』といって

山上に、忽然と現われた城を観て、町人ならず

も武者までもが、威圧感を感じ、戦意をそがれ

さらに城内に間者が入り込み、内反を誘われて

戦は長く続かずに、開城となるのです。

『戦わずして治める』という『秀吉』の巧さを

感じました。



この『一夜城』へは、3年前に、妻と春バラを

観に行った帰りに、立ち寄ってみました。

当時の石垣の一部が残っていて、天守台の跡は

広く開かれて、この城が如何に大きかったかを

物語っていました。

物見台の跡からは、小田原の街が一望できて、

小田原城が、見下ろせる絶好の位置だったこと

が判りました。



余談ですが、『一夜城』跡の近くには、女優で

タレントだった、『川島なおみ』さんの夫で、

パティシエのオーナー『鎧塚俊彦』さんが経営

する『よろいずかファーム』がありました。

その日は偶然にも、『鎧塚俊彦』さんが、店に

来ていて、スイーツを味わい喜ぶお客さんに、

笑顔で話しかけていました。

squid-angler-55.hateblo.jp

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身の程を知らずに『奢る』者が、時代から取り

残されて往く。

世の流れを汲んで『戦わずして治める』者が、

時代を紡いで往く。

いつの時代にも共通することが、今なお続いて

いるように想えるのです。

 

            本日は、この辺で。