平和のために『戈』を『止』めるが誠の『武』!
全国的に、冷え込みが厳しくなりましたね。
玄関の寒暖計は、ー20℃を示していました。
ほっぺたが、冷たいを通り越して、ピリピリと
痛く感じます…😖
趣味の読書『徳川家康』は、第8巻を読み終え
ました。
8巻目というと、秀吉の天下統一が漸く実現し
長かった戦国時代から、平和を取り戻したので
すが、朝鮮へ出兵し、明との戦に、莫大な費用
をかけて攻め入るが、苦戦をし続けます。
さらに秀吉が老いて、病を患い、到頭幼い秀頼
を残して亡くなってしまいます。
ふたたび戦乱の世への不安がつのる中、家康に
敵対する石田三成が、豊家を第一に考える余り
孤立して、依怙地になっていく頃になります。
こうした中、家康が堺に出向いた際に、堺商人
から訊いた話が、興味を引きました。
ちょっと紹介しますね…😀
武とは、凶刃をかざして乱をなすことでは
ない。どこまでも戈を止むる平和の支えで
なければならぬ筈…。
(ところが武士は) 世界の動きなどには盲目
で、ただただ山賊、夜盗の真似をする。
寸地尺土を奪ったり盗られたり、焼いたり
殺したりの、無明の明け暮れが、百余年も
続いて来た。その無智さを救おうとして、
わずかに世界への窓の通じた堺衆が起った
のだと思されませぬか…。
これを読んで、なるほどと思いました。
『武』という漢字は『戈』に『止』と書くんで
すよね。平和を成すがために、『戈』を『止』
めるのが、誠の『武』だと…。
この漢字には、深い意味があるんです。
いつの時代も、『武』を誇るものは、『戈』を
『止』めるどころか、『戈』を振り回し、領土
を拡げようと、焼いたり、殺したり、盗ったり
していますよね?
このことを今、戦をしかけている世界各国の
『リーダー』…大統領、国家主席、最高指導者
に、認識させたいものです!
本日は、この辺で。