『食害』 共存共栄する道は、険しいけれど…

『新参者』として智慧が欲しい!

 

年々、食害に関する報道が、増えていますね。

とくに、木の実などの餌がなくなる時期には、

『イノシシ』や『熊』などが、山を下りてきて

丹精込めて育てた、野菜や果物が荒らされて、

生産者としては、とても腹立たしいですよね?

 

悲しいかな、その背景には、私達人間が、野山

を切り開き、彼らとの生活圏が近づいたことと

私達の食べものの『味』を覚えてしまったため

でもあると思うのです。



話は変わりますが、私は、地球の生い立ちや、

地殻変動による大陸移動に、興味があります。

子供の頃から、父方の伯父がよく教えてくれて

伊豆半島が衝突して、富士山ができた』とか

『山脈からアンモナイトが見つかるのは、海底

が隆起したから…』などの話しは、スケールが

大き過ぎて、俄には信じられませんでしたが、

詳しく訊いているうちに、すっかり魅せられて

しまいました。

 

かつて日本は、ユーラシア大陸の一部だったの

ですが、約2000万年前に、引きちぎられて

東に移動して、2つの島になったそうです。

その後、南の島は時計回りに、北の島は反時計

回りに動いて、その隙間に土砂が堆積して、島

が繋がり、約1500万年前に、現在のような

弓なりの列島となったというのです。

 

今から、約43万年前の氷河期に、日本列島と

大陸が地続きになり『シカ』や『サル』などが

日本列島へ、渡ってきたと考えられています。



私達人間は?というと、諸説あるようですが、

たかだか10万年前に、渡ってきたようです。

なので、『シカ』や『サル』からみると、私達

の方が、『新参者』になりますね…😁

もし、彼らが進んだ知能を持っていたならば、

『我々の野山を破壊し、木の実や果実を奪った

にっくき2足歩行の生き物…』と、食害報道を

されていたかも…😁

 

彼らと、共存共栄する道は、なかなか険しいと

思うのですが、私達ができることはないもので

しょうか?…😨

 

些細なことですが、気をつけているのは、餌を

与えないことや、生ゴミを放置しないこと。

車に近づいてくる『シカ』や『キツネ』は多分

に、餌を与えられて、人間の食べ物の美味しさ

を覚えてしまったためと思うのです。

キャンプをして、テントの外に生ゴミを置いて

寝ていたため、『熊』に襲われたという悲劇が

散発してますよね。

餌を与えない、食べ物を置かないことですね。

 

畑を食害から守る取組みについて、報道を観た

ことがあります。

『イノシン』や『熊』が棲む野山と、畑の間の

鬱蒼とした茂みを刈取って、隠れる場所がない

境界を設けて、食害を防いでいる生産者の報道

でした。

 

とはいえ残念ながら、今のところ完全な解決策

がなく難題ですが、『新参者』として、なにか

智慧が欲しいものですね…😓

 

            本日は、この辺で。