これまで『判らなかったこと』を放置せずに、調べてみよう!
先日、子供の頃に不思議に思った『電車の蠅』
の話を紹介しましたが、もう1つ疑問に思った
ことがありました。
ある時、天気予報を観ていたら、雲の動きが、
『北半球と南半球で、逆なのはどうして?』と
不思議になりました…☹️
squid-angler-55.hateblo.jp
中学の頃、北半球では、『高気圧が時計回り』
『低気圧が反時計回り』に風は吹くと習って、
高校の物理で、それは、地球の自転によって、
『コリオリの力』が、引き起こされるためだと
習ったのですが、『コリオリってなに?』…と
頭上に『?』が幾つも浮かんでしまって…😖💦
少しおさらいをしたくなりました。
ご存知の方もいると思いますが、よろしければ
お付き合いください…🙇
風の種類と、吹く方向は?
地上に吹く風は、いつも同じ方向に吹いている
『恒常風』と、夏冬で向きが変わる『季節風』
の2種類があります。
前者の『恒常風』は、地球の自転により生ずる
『コリオリの力』で、引き起こされるもので、
北半球では『偏西風』と呼ぶ南西方向の風が、
南半球では『貿易風』と呼ぶ北西方向の風が、
1年を通して、ほぼ同じ方向に吹いています。
一方、『季節風』は、海と陸の温度差によって
引き起こされて、夏は海から陸へ、冬は陸から
海へと、季節により、風向きが変わるのです。
コリオリの力とは?
同じ速度でまっすぐ走っている電車の中では、
『蠅』はまっすぐ翔んで観えますが、カーブに
差し掛かると、人もカーブに沿って動いていく
ので、あたかも『蠅』がカーブの方向と反対に
それて行くように観えます。この見かけの力が
『コリオリの力』と呼ばれるものなのです。
『恒常風』の方向は?
地球の自転は、北極上空から観ると左向きに、
南極上空から観ると右向きなので、北半球での
『コリオリの力』は右向きで、逆に南半球では
左向きになります。
なので、亜熱帯地域から吹く風は、北半球では
『偏西風』が、南西から北東方向に吹いている
ように観えて、逆に南半球では、『貿易風』が
北西から南東方向に吹いて観えるのです。
これまで『判らなかったこと』を放置しないで
きちんと調べると、ちょっとだけ、賢くなった
気がしますね…ほんのちょっとですけどね…😁
本日は、この辺で。