損して、徳 ( ≠ 得 ) を取る!

一見、嫌なことも、為になることあり!

 

先日、長女から『披露宴で、スピーチをお願い

できる?』と、Lineが来ました。

『花嫁の父って、普通スピーチしないけどな』

と思いきや、『ええよ~』と返信しました。

 

これまで結婚式で、友人代表のスピーチを始め

余興の歌、ビデオ撮影、披露宴や二次会の司会

や、来賓の挨拶を経験してきたので、それほど

嫌ではないのです。

 

しかし若い頃の私は、全く駄目だめで、例えば

新入社員の集合教育の時に、スピーチの指名を

受けて、しどろもどろになり、何を話したかも

判らないくらいでした。まさに、穴があったら

入りたかったくらいです…😖💦

 

私は『初めての物事』に弱くて、つい身構えて

しまう質で、肩に力が入ってしまい、本来の力

を発揮できないことが多いのです。



それがどうして、そんなに緊張せずに、人前で

スピーチができるようになったかというと、

やはり『経験』つまり『慣れしかない』と…😁

 

私の場合は、幸か不幸か、判りませんが、入社

してすぐに幹事や、職場の代表を任されること

が多くて、否が応でも多くの人前で、話さなく

てはならなかったのです。

 

当時の職場は『ワイワイガヤガヤ』と賑やかで

とても人の話を訊いてもらえる雰囲気ではあり

ませんでした。

 

時には『声が小さい』とか『声が悪い』などの

野次も飛んできて、めげそうにもなりましたが

慣れというものは、恐ろしいもので、だんだん

負けずに云い返していくと、私の『人となり』

を判ってくれるようになって、私の方も多くの

『人となり』を知ることができました。

 

大切なのは、『嫌なことから逃げないこと』と

『たとえ恥をかいても、大したことはない』と

開き直ることだと思うのです。

 

一見、嫌なことに直面すると『損』と思いがち

ですが、前向きに受け止めて経験すると、後々

何かのためになるもので、『得』ではなくて、

『徳』になっていくものと、強く感じました。

 

それ以来、『損して、徳 ( ≠ 得 ) を取れ』が、

私の座右の銘になりました。

 

            本日は、この辺で。