コバルトブルーの秘湖と、歴史の重さを感じて!
先週、トレッキングをしようと思いましたが、
登山口の駐車場が満車となっていたので、予定
を変更して、以前から観たいと思っていた場所
へ行くことにしました。
1ヶ所目は『3大秘湖の1つ』で、周囲5キロ
深さ20m、周囲の活火山によって、堰き止め
られた湖です。
展望台からの眺めは、その日の天気や時間帯に
よって、湖の色が、エメラルドグリーンから、
コバルトブルーへと変化するそうで、この日は
美しいコバルトブルーが、観られました。
土砂崩れによる通行止めや、環境保護のため、
湖の一部しか、観ることができないところも、
秘湖と呼ばれるに相応しい湖と、思いました。
2ヶ所目の『金鉱山跡』へと向かいました。
カルデラ湖畔を走って、峠に差し掛かる手前で
砂利の横道へ入り、河川に沿って数キロ進むと
鬱蒼とした雑木林の中に、人工物の痕跡が観え
てきました。
1933年に金鉱石が発見され、1936年に
採掘が始まり、戦時中に一時閉山となったが、
1986年の閉山までに、良質の金鉱石が採掘
されたのだそうです。
最盛期には、5,000人が住む街があったと
のこと。
この廃墟を見上げると、数本のパイプが、すぐ
近くの大きな池の方へと、伸びていました。
この池は、採掘で生じた水を流しこむ沈殿池と
いうのです。
鉱山口は、さらに奥にあるとのことでしたが、
現在は、残念ながら、熊出没の恐れがあるため
閉鎖になっていました。
ここで、多くの人の手で、金鉱石が掘り出され
この国の財産の一部となって、一時期の繁栄を
築いたのでしょう。歴史の重さを感じました。
本日は、この辺で。