『自己肯定感』『現実を直視』『いじらしさ』を感じて!
10月から始まった『秋のドラマ』が、終盤を
そろそろ迎えますね。
独断と偏見ですが、厳選した3つについて触れ
たいと思います。(ネタバレを含みます)
『噓解きレトリック』 フジ 月曜21時
人の『嘘』を見分けられる能力を持つ『鹿乃子
遭い、悲しい少女時代を過ごしていた。
これ以上、母に迷惑をかけまいと、村を出た。
ある街で、一風変わった貧乏探偵の『左右馬
認め、事務所に住まわせることに。
度々、起こるミステリアスな難事件に、能力が
活かされ、解決に導いていく。
『疎外感』から『自己肯定感』が芽生えていく
姿を描く。
『民王R』 テレ朝 火曜21時
過去最低支持率の窮地に、泰山 (遠藤憲一)が、
再び総理大臣になり、立直しに意欲を燃やす。
突然、頭痛に襲われ、意識を失い、目覚めると
全く別の人格になっていた。どうやら、某国の
陰謀により、闇バイトの青年や、5歳の園児、
死期を迎えた老婆などに入れ替わってしまう。
官房長官はじめ、側近の協力で、なんとか難局
を乗り越えていくドタバタ劇。
お金欲しさに、犯罪に手を染めてしまう孤独な
若者や、親からDVや、セクハラを受けた子供
などシリアスな場面に直面することで、日本の
トップとして『現実の問題を直視』し、すぐに
手を差し伸べていくところが面白い。
今の世も、そうなればいいのに…と思わせる。
『若草物語 恋する姉妹と恋せぬ私』日テレ
日曜22時半
ハローワーク非正規職員で、社内恋愛中の長女
恵 (仁村紗和) 、勝ち気で口数が多い脚本家志望
の次女 涼 (堀田真由) 、2人の稼ぎで、服飾専門
学校に通っている四女 芽 (畑芽育) 、現在、行方
知れずの三女 衿 (長濱ねる) の四姉妹。
一つ屋根の下、騒がしくも明るく活きる現代版
の『若草物語』。
涼の前に、幼馴染の律 (一ノ瀬颯) が9年ぶりに
姿を現す。律は、涼の脚本の才能を認めていて
ひそかに恋心を寄せるが、涼は、友情が恋愛に
変わることはないと信じている。
口数の多い涼が、引き起こすピンチに対して、
律が陰で、支えているところが、いじらしい。
あと1ヶ月で、最終回を迎えて、年末を迎えて
しまいますが、新春から始まるドラマに、また
期待したいと思います。
本日は、この辺で。