『技術』は向上、『課題』を解決して、早期実現を!
コロナ禍の後、建築ラッシュの煽りを受けて、
全国的に、バスの運転手不足が、深刻になって
いますよね。
先日、市の広報に『自動運転バス試乗』の募集
が載っていました。
近くのターミナルから、駅までの一般道を試乗
できるというので、昨日、試乗してきました。
自動運転には5段階のレベルがあって、今回は
レベル2の『部分運転自動化』でした。
レベル1 (運転支援) :運転補助機能が部分
的に備わっている
レベル2 (部分運転自動化) :アクセル、
ブレーキなどを一定条件下で、自動制御
できるが、運転者は常に介入可能である
必要がある
レベル3 (条件付運転自動化):一定条件下
で自動運転が可能で、その状況下では、
運転から解放されるが、緊急時には運転
を引き継ぐ必要がある
レベル4 (高度運転自動化) :一定条件下
で完全自動運転が可能で、運転者の介入
は原則として不要
レベル5 (完全運転自動化) :あらゆる条
件での完全自動運転が可能
車内には、運転手の他に、専門メーカーの4名
が同乗して、運転手のサポートや、試乗データ
取得、自動運転について、説明していました。
バスの車外には、8つのカメラとGPS受信機
が設置され、道路状況は勿論、行き交う車や人
を検知して、車内にも4つのカメラで、乗客の
姿勢検知をしていて、吊革や手すりに掴まって
いない乗客を検出すると、緑色ランプが、黄色
に変わって『着席ください!』と注意を促し、
乗客の安全を図っていました。
加速や、ブレーキング、カーブの曲がり方は、
スムーズで、乗り心地は普段乗っているバスと
変わりはなく、不安は感じませんでした。
自動運転の技術レベルは、ここまで向上したか
という感じがしました。
高齢ドライバーの事故が、年々、問題になって
いますね。公共の乗り物を利用したいけれど、
バスの減便や、路線廃止は、高齢者のみならず
通勤・通学客の足を奪いかねません。
自動運転の実現には、万が一の場合の補償や、
倫理上の課題がまだまだあるとは思いますが、
できるだけ早い実現を目指してほしいですね。
本日は、この辺で。