親近感を持ちながら『海外留学』を疑似体験できた!
彰子女王の『赤と青のガウン』を読みました。
ネタバレしますが、紹介しますと…
三笠宮家当主『彰子女王殿下』が執筆された、
5年に渉る『イギリス留学滞在記』。
『オックスフォード大学』マートンカレッジで
日本美術を研究し、女性皇族初の『博士号』を
取得するまでを描く。
後宮警察側護官がいない、たった独りの寮生活
見知らぬ街を『自由闊達』に歩き廻る一方で、
英語が通じず講義についていけない『孤独』を
味わうが、奮闘する彼女を放っとけない友人や
恩師に見守られて、博士号を持つ者が許される
『赤と青のガウン』を纏うのであった。
本の見開きから、想い出の白黒写真が続くので
堅い文章で綴られた滞在記なのかなと思いきや
海外にポツンと置かれた時に、誰しもが感ずる
『自由』で開放的な気持ちと『孤独』で不安な
心持ちが感じられて、人間味にあふれる人柄に
親近感を持ちながら、海外での留学生活を疑似
体験できました。
一方で、皇族の方々でしか体験できないような
『大英博物館』での歴史的美術品の大発見など
貴重なエピソードもあって、興味深く読むこと
ができました。
厳しい教授のレクチャーに耐えながら、絶えず
探究心を持ち続けて、論文提出に至る、長くて
辛い日々をも、さらりとユーモアを交えて描く
温和な人柄だからこそ、人々との親交が末永く
続いているのでしょうね。
本日は、この辺で。