わくわくどきどき、冒険の想い出は一生忘れない!
子供の頃、初めて観る景色にわくわくしたこと
はありませんか?
私は行ったことがない場所に行って、心の琴線
に触れるような美しい景色を観て愉しむことが
好きです。
幼い頃、自転車の補助輪が外れるか外れないか
という時に、親から『あの横断歩道を渡っては
いけないよ』と云われていた交差点を渡って、
向こう側の景色を観た瞬間、何だか誇らしげで
わくわくしたことを覚えています。
きっと、その時の気持ちが、半世紀経った今も
忘れられないのだろうと思います。
昨日は、からっとした心地よい快晴だったので
お気に入りの山の景色を撮りに行きました。
人工物のない自然な景色を撮るため、カーナビ
を頼りに山裾を辿ると、どんどん道が狭くなり
鬱蒼とした茂みにハマり、バックで引返したり
沼のほとりにある公園に、行ってみましたが、
有料のキャンプ場に阻まれて、山の近くに行け
なかったりして、なかなか思うとおりの写真が
撮れませんでした。
そこで、昼食を摂りながら作戦の練り直しを😁
山から流れ出る川を探して、そこを辿って山が
一望できる場所を探そうと…😀
その川を見つけて上流に遡っていくと、看板が
出てきました。
それには『展望広場』と記されていて、まるで
宝探しの地図のようでした。
齢半世紀を過ぎても、お恥ずかしい限りですが
すっかり冒険心をかき立てられました…😁
地図の通りに川沿いを行くと、途中からダート
な砂利道になったので、買い換えたばかりの、
ミニバンを道脇の日陰に停めて歩いて行くこと
にしました。無謀にも短パンにサンダルで…😁
2キロくらい歩いて、川にかかる橋から観ると
垂直に切り立った崖の両側に苔が生えており、
その間を勢いよく、しぶきを上げる水の流れが
ありました。
立て看板によると、火山の噴火により火山灰が
弱く固まり、長い時間をかけて、川に削られて
出来たとのこと。
この周辺の観光名所のひとつなのですが、鬱蒼
とした茂みに覆われていて、足を踏み入れる道
はなく、防護柵もないので、崖から覗き観ると
ちょっと身の危険を感じました。
まぁ、これも自然そのもので、観光地化されて
いないワイルドな感じがいいのでは…😁
展望広場を目指し、山奥に入っていきました。
鹿が道を渡っていたり、道ばたに熊らしき💩を
見つけ、ドキッとしましたが、不思議と怖れる
というよりも、彼らの棲んでいる森に、お邪魔
しているのは、私の方だと…。
音を立てて、彼らに居場所を伝えながら、歩い
ていきました。
もし、熊に出逢ったら、背中を見せずに引き下
がりながら、逃げる覚悟でしたけどね…😓
だんだんと、道が雑草や倒木に阻まれ、蚊にも
刺されながら、進んでいくと、川のせせらぎの
ある草原に出ました。
道を駆け上がると、草木の向こうに、目指す山
の景色が広がっていました。
目的を遂げ、達成感に浸ることができました。
往く道よりも、帰り道の方が近く感じますね。
やり遂げたという満足感もあるせいか、あっと
いう間に、車のところまで戻りました。
こうして、往復5キロ、13747歩の冒険が
終わりました。
車での帰り道、ふと道路脇を観ると、人工物の
ほぼない景色が…😂
『なにもあんなに苦労して、山奥に行かなくて
も、絶景が撮れたじゃない…』…😕
一瞬そう想いましたが『いや、楽して観た景色
は、忘れてしまうかもしれないけど、わくわく
どきどき冒険した想い出は、きっと一生忘れな
いだろう』…と😀
本日は、この辺で。