『スタッドレス』って、何が『レス』に?

雪解け時期の方言『つっぱね』『短靴』が『レス』に!

 

あらこちで初雪の便りが訊こえてきましたね。

昨日、スタッドレスタイヤに履き替えました。

ところで『スタッドレス』って、何が『レス』

なのでしょうか?

『Stud』を調べると、鋲 (びょう) 、スパイクと

いう意味なんだそうです。

30年前までは、『スパイクタイヤ』といって

表面に鋲がついたタイヤで、雪道を走っていた

のです。

なので、根雪 (積雪状態) 前や、雪解け時期には

スパイクがアスファルトを削ってしまうため、

道路がどろどろ状態になって、泥埃が舞うなど

の健康を害する恐れもあるため、スタッドレス

タイヤが徐々に普及し始め、スパイクタイヤ

31年前に製造中止となったのです。

 

私達が子供の頃は、雪解け時期に、どろどろの

道を歩くとズボンに泥がはねて汚れるのです。

雪国では、この泥はねのことを『つっぱね』と

云ってました…😁

歩き方によっては、『つっぱね』を防ぐコツが

あって、歩幅を短く、地面を踏みしめるように

足を上下に動かすのですが、つい油断すると、

洗濯回数を増やす羽目になるのです…😥



子供の頃読んだ絵本に、桜吹雪の中を『和服』

を着た母親と、手を繋いで歩く、新入生が描か

れていて、疑問を抱いたのを想い出します。

なぜなら、雪国では吹雪の中を『アノラック』

を着た母親と、手を繋いで『つっぱね』を気に

しながら歩く、新入生のイメージでしたから…

とても対照的ですよね…😁

ちなみに『アノラック』とは、Wikipediaより、

『アノラック』とは、寒冷地や、山岳登山

などで利用される、フードつきのアウター

ウェア。パーカ、ヤッケともいわれる。

のことです。

 

もうひとつ、可笑しな言葉がありました。

普段履いている靴を『長靴』に対して『短靴』

と云ってました。

子供達は、待ち遠しい春になり、雪が溶けて、

どろどろだった道路がきれいになると『短靴』

を履いて、自転車に乗るのが愉しみなんです。

 

最近は温暖化の影響か、突発的な積雪はあるも

のの、降雪量が少なくなって、雪解け時期が早

まったことと、スタッドレスタイヤの効果や、

清掃車が道路の泥埃を頻繁に掃き取ってくれて

いるお陰で、春の道路の泥埃が少なく、きれい

になっているように思います。

 

もはや『つっぱね』や『短靴』といった方言は

使われなくなり、ちょっと淋しい感じもします

が、子供達が元気に外遊びできる期間が、長く

なったのは、良かったと思います。

 

では『スタッドレス』って、何が『レス』に?

それは、『つっぱね』『短靴』という方言だと

私には思えてしまいます…😀

 

            本日は、この辺で。