『世界ふれあい街歩き (北アイルランド) 』を観て!

紛争から24年、『宗派の壁』の解消を祈りたい!

 

一昨日、『世界ふれあい街歩き』を観ました。

少し紹介しますと…。

舞台は、『ベルファスト』という名のイギリス

北アイルランドの中心都市で、1998年まで

30年間に渉り、内部紛争が続き3000人の

尊い命が失われた過去がある。

 

イギリスの西に浮かぶ『アイルランド島』では

プロテスタント』を信仰するイギリスからの

移住者と、『カトリック』を信仰する先住民と

の間で争いが絶えず、20世紀初めに、南部が

アイルランド共和国として独立。

ベルファスト』は、北アイルランドとして、

イギリスに留まるが、宗派の異なる住民の間で

内部紛争が続いていた。

 

爆弾テロに遭った店には、傷痕が残り、紛争を

避けるために築かれた『平和の壁』と呼ばれる

高い壁があって、夜間は閉ざされて、日中しか

行き来ができておらず、それらが紛争の激しさ

を物語っている。

 

ベルファスト』は、悲劇の客船タイタニック

号が設計・建造された港街で、今では造船業

代わり、タイタニック記念館やホテルが、立ち

並ぶ観光都市となっている。



この番組を観ていて、未だ紛争が続いていた、

1988年頃に、アイルランド共和国から来た

新入社員3名 (リアム、マイケル、トーマス)と

の出逢いを想い出しました。

 

私は彼らと社員寮が同じだったので、朝食から

通勤までの寮生活を共にしました。

私にとっては貴重な『毎日の英会話』の時間に

彼らにとっては『へんてこ日本語講座』だった

と思います…😀

来日してすぐに、日本食を食べたいというので

先輩と居酒屋へ連れていき『納豆』『梅干し』

『おにぎり』に挑戦させたり😁、浅草のお祭り

で踊ったり、日曜の教会に連れて行ったりして

互いに貴重で、愉しい経験をしました。

 

ある夜、リアムが、寮の部屋に来るようにと…

アイリッシュ・コーヒー』というコーヒーに

ウィスキーを混ぜた温かい飲み物と、ケーキを

ご馳走してくれました。

コーヒーと、ウィスキーの芳醇な香りがして、

身体が、ぽかぽかしました。

彼はそこで、アイルランド共和国の歴史や文化

スポーツの話をしてくれました。

その後で、北アイルランドの内部紛争のことに

触れ、とても憂いていたのを想い出しました。

 

脱線しましたが、この番組を観て『平和の壁』

というより『宗派の壁』のように感じて、解決

するには、根が深いと思いました。

でも住民の中には、その壁を越えて、前向きに

活きる人々がいて『平和の壁』の前で、宗派の

異なる新郎新婦が、互いの家族を交えて結婚式

をあげていたのは、『壁の崩壊』『わだかまり

の解消』への一歩になればと…。

 

今も世界中で、中東の宗派に端を発した紛争や

ウクライナへのロシアの侵略など、暗い影を落

としていますが、『戦争反対』の声が拡がり、

『平和』へと向っていくことを強く祈りたい。

 

            本日は、この辺で。