映画『永遠のニシパ』を観て

『人と比べず、自分の過去と比べよ』心したい言葉!

 

今朝、Instagramを観ていて『太る人…人と比較

する ⇔ 痩せる人…過去の自分と比較する』との

言葉に目が留まりました。

『太る/痩せる』というのは、単に体格のことで

はなくて、『私欲がある/ない』ということかも

しれませんね。

 

人は、往々にして『人と比べてしまう』もの。

そう云ってる私も、その一面を持っています。

間違ってるかもしれませんが、『人と比べる』

という行為に、『自分や仲間を守る』という、

誤った大義名分が、絡んでくると『人種差別』

に繋がっていくように、感じています。

 

今でも世界中で、黒人への人種差別や、宗教や

思想の違い、社会的な地位の違いに端を発した

様々な差別が、散見されています。

そしてこの日本にも、人種差別がありますね?

 

一昨日、録りためた映画を観ました。

『永遠のニシパ』という2019年の邦画。

時は幕末、『蝦夷地』と呼ばれていた北海道は

ロシアの脅威に晒されていました。

これを守るため、『松浦武四郎』という探検家

で地理学者の若者が、『蝦夷地』に赴き、調査

を始めます。

 

同行する『ウテルク』という名のアイヌ人から

アイヌ語の地名や、文化を教わります。

途中、熊に襲われ『ウテルク』は、片腕を失い

ながらも勇敢に闘い、『武四郎』を助けます。

『ウテルク』の傷が癒えるまで、彼の住まいの

『コタン』に逗留することになった『武四郎』

は『ウテルク』の妹『リセ』に出逢うのです。

 

『リセ』や、義父で長老でもある『エカシ』達

と触れ合ううちに、アイヌ人の優しさや、心の

豊かさを感じるのです。

一方で、『蝦夷地』を直轄している『松前藩

は、アイヌ人を『差別』し、アイヌの男どもを

さらに北方の『樺太』に送り込み、搾取を繰り

返していたのです。

 

『武四郎』は江戸に戻り、『蝦夷地図』を出版

し『松前藩』を告発する…と物語は進んでいき

やがては『武四郎』が『北加伊道→北海道』の

名付け親になっていくのです…😁

 

ちなみに『松浦武四郎』を『嵐』のメンバーの

松本潤』が、アイヌ人の女性の『リセ』を

深田恭子』が、義父で長老の『エカシ』を

宇梶剛士』が演じています。



差別を批判しつつも、我を振り返ってみると、

『人と比べて、よく見せようとする』煩悩や、

『つまらぬ正義感に、我を忘れ憤怒する』煩悩

が、潜んでいます。

なので今年は『自分の気持ちをコントロール

することを1つの『心構え』にしています。

 

そういう意味でも、この言葉、

『人と比べず、自分の過去と比べよ』

というのは、よくよく心したいことなのです。

 

            本日は、この辺で。