労いと、感動を与えてくれたお礼を云いたい!
湧いていますね。
いつも朝4時半に起きて、ニュースを観ている
ので、パリ時間21時半というと、LIVEで決勝
ラウンドを観ることが多いのです。
昨日は、『フェンシング』の『加納 虹輝』選手
と、地元フランスの『ヤニク ボレル』選手との
『エペ』の決勝が、行なわれていました。
フェンシングには、『フルーレ』、『エペ』、
『サーブル』の3種目があって、エペだけが、
相手のどこを突いても、得点になります。
ほかの2種目に比べ、範囲が広いため『長身で
腕のリーチが長い選手の方が有利』というのが
学生時代のつたない経験から得た私見でした。
ボレル選手は、長身でリーチも長く、加納選手
と身長差が、20センチ以上もあって、しかも
完全アウェーの大歓声の中での闘いは、不利と
観ていました。
しかし加納選手は、間合いを見極めて、絶えず
ボレル選手に、圧力をかけながら、素早い一撃
を次々と繰り出し、15ポイントを獲得して、
見事、勝利に輝いたのです。
フェンシング個人戦での『金メダル』獲得は、
16年前の北京オリンピックで、『太田 雄貴』
選手の銀メダルを上回る快挙となったのです。
ちなみに加納選手は、太田選手の試合を観て、
『格好いい!』と思い、フェンシングを始めた
というのですから『運命の縁』を感じます…😊
しかも、フェンシングの本場フランスで、英雄
と呼ばれる好敵手と闘い、勝利を修めるなんて
なんという最高のシチュエーションでしょう。
緑ランプが灯って、加納選手がマスクを取って
満面の笑みで、飛び上がった時、とっても感動
して、身震いがしました。
その後、爽やかな表情で、国旗をなびかせて、
『ピスト』を左へ右へと、走る加納選手を観て
『格好いいなぁ!』と…。誇りに思いました。
『早起きは、三文の徳』と云いますが、今回、
私にとっては、『五輪の徳』でした。
この日のために、3年を越える研鑽を積んで、
死力を尽くした選手達に労いと、感動を与えて
くれたお礼を云いたいのです。
本日は、この辺で。