その場にならないと判らないもの!手間も時間もかかりますよ!
先日、義母から電話があって、亡くなった妻の
戸籍謄本や、長女・長男の印鑑証明書が必要に
なったとのこと。
というのも昨年末に亡くなった義父が所有して
いた郵便貯金や銀行の口座や、土地家屋の財産
を義母に名義を変更するために必要なのです。
とくに戸籍の筆頭者が亡くなり、保有していた
財産や金融機関の口座が多いほど、手続きが多
く必要になります。
また、血縁関係にある人が多いほど、承認の証
である実印を回付しなければならず、手間も増
えるし、時間もかかります。
その場にならないと判らないものですね。
例えば、血縁関係にある方が義父の長女、長男
と、孫が4人いるとすると、
戸籍謄本…義父義母、長男、長女の各一通
1350円
印鑑証明書…長男、長女、4人の孫の各一通
1800円
なお、複数の金融機関の名義変更が必要な場合
に、コピー不可の金融機関があるかもしれませ
んので、事前確認をお勧めします。
これらの書類を揃えて、各銀行の名義変更申請
書に血縁者全員の実印を回付しなければならな
いのです。手間も時間も費用もかかります。
しかも、産まれてから亡くなるまでに、本籍を
移動している場合には、原戸籍 (改製原戸籍) が
必要になり、本籍を辿って市町村役場から取り
寄せないといけないのです。
郵送で取寄せることも可能ですが
一通取寄せるのに、750円+手数料200円
そして、往復の切手代がかかるのです。
戸籍は重要なものであることは、重々承知して
いますが、歳老いた義母だけでは、とても処理
できるものではなく、もう少し合理化してくれ
ると幸い…と思ってしまいました。
そして、まだまだ知らないことや判らないこと
が多くて、そういう立場になって初めて置かれ
た方の大変さや気持ちが判るものなんですね。
本日は、この辺で。