散歩道で見つけた木々を見つめて! (その11)

ヤドリギ』は、『半寄生植物』なれど花言葉『忍耐』が似合う!

 

11月も今日で終わり、明日から師走ですね。

我が家にも、粉雪が舞ってきました。



この時期、外を歩いていて、木の高いところに

『鳥の巣のような球状のもの』を見かけたこと

はありませんか?

それは『ヤドリギ』ですね。以前は、鳥の巣と

勘違いしていましたが、植物だったんです…😓

 

漢字で『宿り木』と書くように、『ミズナラ

や『白樺』などの他の樹木に『寄生』して水分

や栄養を吸収して、成長するのです。

興味深いのは『寄生』だけではなく、『自らも

光合成』をするということです。それって、

『寄生先が栄養に乏しければ、自ら頑張る!』

っていうこと…?

『だったら、いつも頑張ったら…』って、云い

たくなりますが、なんとも抜け目ないというか

逞しいというか、面白い植物です…😀

学術的には『半寄生植物』と呼ぶそうですが、

私的には『変則二刀流』って感じですね…😀



欧州では、X'masリースなどに使われていて、

冬でも、緑を保つ『縁起のよい植物』とされて

いるのだそうです。

 

ヤドリギ』は、ほかの植物のように、種が風

に吹かれて落ちたりする地面からは、発芽せず

鳥が『ヤドリギの実』を食べて、ほかの木へ種

が運ばれることで発芽して、1年でわずか1節

しか増えず、成長するまでには、20~30年

もかかるというのです。

今、私達が目にしている『ヤドリギ』は、限り

なく少ない発芽のチャンスを得て、長丁場の末

に、実を結んでいるのですね。

 

そんな『ヤドリギ』の花言葉は、『忍耐』とか

『困難に打ち克つ』だそうです。

『半寄生植物』と捉えると、似つかわしくない

花言葉ですが、その『結実までの奇跡』を想う

と『忍耐』という言葉が、似合っているように

感じます。

 

            本日は、この辺で。