『徳川家康』第11巻を読み終えて!

牽強付会』、『真実』を見極める『眼』を養いたいもの!

 

趣味の読書『徳川家康』は、第11巻を読み終

えました…✌️

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11巻目というと『徳川家』、『豊臣家』の間

のわだかまりも、『家康』の永年の『辛抱』が

実って、『淀殿』の頑なだった心を開かせて、

しばらくぶりに、泰平の世が続いていました。

 

しかし、『淀殿』のお側用人の不用意な発言や

かつての豊臣家を懐かしみ、天下転覆を企てる

者達の『悪意に満ちた行動』により、せっかく

築いた泰平の世への努力が、水の泡となり得る

関ヶ原以来の最大のビンチを迎えます。

 

ことの発端は、金山奉行だった大久保長安が、

豊臣秀頼』や、家康の六男『忠輝』などと、

血判状を交わし、世界の海へと野望を燃やした

ことにあり、南蛮人と紅毛人の新旧宗教布教の

争いも絡んで、大阪城に旧宗教信者や、天下の

転覆を願う浪人達が集まり、泰平の世に暗雲が

たれ込んでくるのです。

 

この場面は、たくさんの歴史小説や、時代劇に

出てきます。いろいろな側面から語られていて

太閤記』では『家康』が始めから『豊臣家』

を潰そうとして、『淀君』達を陥れたとなって

いますが、『真実は小説より奇なり』…?

 

物語では、人生の『勝者』に篤く、『敗者』を

あしざまにする傾向は否めません。

それは、読み手の興味を惹くように『真実』を

歪めてしまいがちだからでしょうね。

物語はそれでよいのでしょうが、現実世界では

『真実』を見極める『眼』が必要ですよね?




自分に都合のいいように、強引に理屈をこじつ

けることを『牽強付会 (けんきょうふかい) 』と

いうのだそうです。

 

最近、話題沸騰の性加害問題についての報道が

この『牽強付会』になっていないか?と疑問に

思います。

 

加害者が犯した罪は、決して許されるものでは

なく、『性加害』をなくすために、世論に訴え

ていかなければならないとは思いますが、連日

の報道を観ていると、故人の後継者のことを、

あらゆる方向から指摘して、もみくちゃにして

いるように観えます。

 

でも、そもそも、この罪業を忖度して、ずっと

公にしていなかったのは、報道陣では…?

その報道陣が、『今度の情報は、真実ですよ』

と云わんばかりに、報道合戦を繰り広げている

ことに、果たして、そのまま『鵜呑み』にして

良いものか?と思ってしまいます。

 

『観る側』の私達としては、歪んで、誇大な、

『エセ情報』に惑わされないように、『真実』

を見極める『眼』を養っておきたいものです。

 

            本日は、この辺で。