心持ちを変えて、学べる機会を逃さない!
運転免許の更新のため、警察署に行きました。
転居が多くて、あちこちの警察署で更新手続き
をしてきましたが、最近のお役所の方は、物腰
が柔らかくて、親切に教えてくれますね。
市民のために『してやってる』から『してあげ
てる』という風に、考え方が変わってきたので
はないかと思います。
まぁ、依然として、古き悪き風土を守り続けて
いるお役所勤めの方もいるかもしれませんが😁
コロナ禍の影響でしょうか、講習はその警察署
で行わないで、後日市民センターで受けてくだ
と云うのです。
免許証の受取りが、1ヶ月半後になることは判
っていましたが、3度も足を運ばなければなら
ないのは、面倒だなと思いました。
一昨日、市民センターに行って、講習を受けて
きました。
広い会場に、長机に1人ずつ座り、かなり間隔
を空けてセッティングされていました。
やはり、市民をコロナから守るため、広い会場
を使っていると判り、私のささいな不満は解消
されました。
ここでも、講師の方は腰が低く、『コロナ禍の
ためとはいえ、ご面倒をお掛けします』とお詫
びの言葉から挨拶が始まり、却って私の方が、
恐縮した気持ちになりました😌
免許をお持ちの方はお判りのように、講習時に
は、お決まりのテキストが渡されますよね?
ここでは、もう一冊テキストが配られました。
講師の方が云うには、交通には地域性があって
ほかの地域には観られない、独特な交通環境が
あるため、別のテキストを用意したとのこと。
そのテキストには、人身交通事故の発生推移は
勿論のこと、時間別、場所別、年齢別、要因別
のデータに基づいた分析と解説が記されており
とても感心しました。
参考まで、私の郷里での分析結果を紹介すると
1.全国と比べて、速度違反をして正面衝突に
よる死者が多い
2.要因としては、前方不注意、操作不適など
の『うっかり・ぼんやり運転』が多い
3.時間帯としては、夕方~薄暮~夜の発生が
多い
4.発生場所としては、市街地の交差点が多い
5.横断中の事故としては、右から左への横断
中の事故が多い
と、これまでなんとなく感じてはいましたが、
あらためて教わると、なるほど感があります。
残念ながら、交通事故はいまだ増え続けていま
すが、死者数は著しく減ってきています。
講師の方は、その要因を運転者の意識の変化や
車の性能・交通環境の改善の効果と、説明して
いましたが、このテキストのように分析に基づ
いた対処をしてきたことが効果に表れてきてい
るのではないかと思いました。
一見、面倒くさいと思うことも、心持ちを変え
て受けとめてみると、学ぶ機会が得られるもの
だと感じました。
そして『夕方から夜にかけて、交差点で右から
左への歩行者に気をつけて運転しよう』と肝に
命じました。
本日は、この辺で。