『うちの庭で咲いたフロックス』心の中で、つぶやいて!
昨日は両親と、墓参りに行ってきました。
父は、『63年前の今日、実家の建て前だった
今はどうなっているかな?』と話していたので
墓参りの後、行ってみることにしました。
車で2時間の墓地で、母方の墓参り、そこから
20分強の墓地で、父方の墓参りを済ませて、
父の実家があった場所に着くと、辺り一面が、
田んぼになっていました。
父は『ここだったなぁ…』と、懐かしそうに、
しばらくの間、見つめていました。
その後、父の甥の家で、小一時間、話をして、
私の実家があった街に戻って、昼食を済ませて
母の実家を訪ねるまでに、時間があったので、
『郷土資料館』に行き、SLを観てきました。
SL機関士だった父は、JRを退職後、OBの
人達と、このSLを定期的にメンテナンスして
いたのです。
父は、赤に銀で縁取りされた『主連棒』を観て
『今も綺麗に、塗装してくれている』と喜んで
機関車の各構造物の機能を教えてくれました。
その後、まだ少し時間があったので、母の実家
の近くをゆっくり廻っていると、母は『ここの
田んぼを雑草取りした…ここは○○さんの家が
あった…』と、興奮ぎみに、話していました。
母の実家を訪れると、耳が遠くなった叔父と、
病気がちの叔母が迎えてくれて、しばらくぶり
の再会に、互いの近況話や、孫や曾孫の話に、
花が咲き、あっという間に時間が経ちました。
両親とも、生まれてから3年前まで、暮らして
いた街なので、ほんの数時間の滞在でしたが、
嬉しそうで、懐かしがっていました。
その後、3年前に亡くなった姉と、妻の納骨堂
を訪れて、朝刈り取ってきた『フロックス』を
供えて『うちの庭で咲いたフロックスだよ』と
心の中で、つぶやきました。
本日は、この辺で。