人生の転機、あの時があったから今がある (その4)

教育で学んだこと 出逢えた大切な仲間!

 

前回は、大学で学んだことと就職先を決めた

人生の転機についての話でした。

今回は会社での教育で学んだこと、そこで出逢

った大切な仲間についての話です。

 

教授に推薦状を書いていただき、ある総合電機

メーカーに就職することができました。

その会社は教育が充実していて、入社時の教育

は半年間もあって、座学のほかに営業実習、

工場実習、物流(梱包/仕分/発伝)の仕事も経験

することができました。

 

その中で同期の友人もたくさんできて、とくに

工場実習で2ヶ月半一緒だった数名の友人とは

定期的に酒を呑んだり、海水浴やスキーを愉し

んだりして、今も交流は続いています。

 

半年後に、半導体の開発部門へ配属が決まり、

設計の仕事を始めました。

製品に要求されている性能が実現できるように

さまざまな条件を変えて設計することに喜びを

感じていました。

 

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しかし、最適に設計するのは困難がともない、

なかなかクリアすることができませんでした。

少しは市場に製品を送り出すことはできたの

ですが、満足のいく成果が得られないまま3年

が過ぎてしまいました。

一時は、このままこの仕事を続けてよいものか

と、転職も考えたほど悩みました。

 

そんなつらい時に入社3~5年目の社員を対象

にした過年度教育が始まり、その中にウォーク

ラリーという集合教育がありました。

入社3~5年目の7名と、中堅クラスの1名が

1つのグループになり、夜の町をチェックポイ

ントを通ってゴールまで歩くというチーム対抗

のゲームでした。

コマ地図といって、よく判らない記号が描かれ

た地図を頼りに歩き廻るのですが、最初に渡さ

れた時はまったくなにか判りませんでした。

 

夜が更ける前に、メンバー全員でコマ地図が何

を示しているのか話し合って、ある仮定をして

から、歩き始めました。

『3人寄らば文殊の知恵』とはよくいったもの

で歩いていると、メンバーの誰かがコマ地図の

謎解きをするもので、一人では見過ごしてしま

うことも、同じ目的を共有している仲間と歩く

ことが課題解決の近道なのだと実感しました。

事前の話し合いやメンバーの想像力の豊かさ

のお陰で、上位優勝をすることができました。

 

ゲーム終了後にメンバーと祝杯をあげながら

口々に出た言葉は、

『課題解決にはチームワークが大切』

『メンバー全員が同じく課題を認識し、同じ

目的に立って、個々の力を発揮すること』

ということでした。

 

教育を終えて、いままでつっかえていたものが

なんだかすっきりしました。

それは、人一倍 『依存心が強い』 くせに

『一人で抱えこんでいた』 自分に気づいたから

だと思います。

『自分の弱さ』と向き合い『仲間と意識や目的

を共有』し、『課題解決に取り組む』

『チームワーク』の大切さを教えられました。

 

その後、よき上司との出逢いがあり、徐々に満

足のいく成果を上げられるようになっていくの

ですが、その話はまた後ほど…。

 

            本日は、この辺で。