人は『想い出』だけは、持って逝ける!

明け方観た夢から、想うこと!

 

明け方、ある夢を観ました。退職の日を迎えて

職場を去ろうとすると、ロッカーの中の資料を

片付けることを思い出して、ロッカー室へと、

向かうのですが、まるで上級者のアスレチック

コースのように、障害物が多くて、なかなか、

行き着けないのです。

 

やっとのことで、辿り着いた途端に、ロッカー

の鍵を忘れたことに気付いて引き返すのですが

疲労困憊で行けそうにもないので、仲間に破棄

するように託すのですが、仲間は、『一生懸命

に開発して、得られたノウハウが詰まった資料

を破棄するのは、勿体ない』と云うのです。

 

とても有り難かったのですが『そのノウハウは

すでに、貴方達の頭の中に入っているはず。

なので捨てて構わない』と、仲間に話している

途中で、目が覚めました。



不思議な夢でしたが、ふと思ったのが、『人は

何かを失っても、想い出だけは、出逢った人と

自分の心に、活き続ける』ということ。

 

そして『人は命を全うする時には、何も持って

逝けないけど、想い出だけは、持って逝ける』

ということ…。

 

いくら財を築こうが、名誉ある賞を受賞しよう

が、名声高い人物になろうが、命絶える時には

持って逝けるのは、その想い出だけだと…。

 

よく人は、『お金が貯まったら、家を建てて…

海外旅行にも行って…』という壮大な夢を描く

のですが、それらを果たせずに、人生を終えて

しまうのは、とても惜しいことです。

 

私の街には、一代で財を築き、何億もする豪邸

を建てたのに、1日も住めずに、お亡くなりに

なった方がいました…😢 

運命というのは、時には、無情なものです。

 

以前に義父と、最期に呑んだ時に、教師時代の

想い出話や、家族とのエピソードを愉しそうに

語った後に『いい人生だったぁ…』としみじみ

と話していました。

今思えば、義父は、そういう想い出をたくさん

抱えて、逝こうとしていたのかもしれません。

 

『人は想い出だけは、持って逝ける』

 

『いつか…』とか、『きっと…』と先送りばかり

していると、折角の機会を逃してしまうかもし

れません。

 

なので、たまには、奮起して『想い出創り』を

して、愉しむことも、大切だと思うのです。

 

            本日は、この辺で。