どんな時にも、気遣って、いつものように接してくれた!
前回は新生活の始まり、子育て、家族での数々
の想い出を紡ぎ、その後、転勤・留学・進学と
家族が離散し、ふたたび2人の生活が始まると
いう話でした。
私は妻よりも40日前に石川県に赴きました。
その間は22年ぶりの寮生活となり、仕事仲間
や元上司と酒を酌み交わし『華の独身時代』を
謳歌していました😚
そうして毎晩、好きな日本酒や水割りを呑んで
いると、東京へ出張するある朝、起き上がった
瞬間にふらふらして目眩が…😨
なんと、血糖値が急上昇して、たった数十日で
すっかり不健康になってしまいました。
箍が外れて、やりたい放題過ごした天罰かと😁
妻が、いつも私の健康に気を配ってくれていた
ことを有り難く思いました。
ほどなくして、子供達を送り出して引っ越しを
済ませた妻が石川に来て、ふたたび2人の暮ら
しが始まりました。
妻は食事に気を遣ってくれて成人男性の1/3
にあたる毎日500キロカロリーの料理を…😔
たっぷりの野菜に、カロリーオフの缶ビール、
寒天料理や、豆腐ハンバーグなど…。
妻は食べたいものを我慢して、私に付き合って
くれました😢
石川は『弁当忘れても、傘忘れるな』といわれ
るほど、どんよりした雨の日が多く、職場仲間
の奥様は石川に来て、友達ができず鬱ぎみにな
ってしまったと訊いていたので、石川で初めて
暮らす妻のことが気になりました。
なので、習い事とか、なんちゃらスクールを勧
めていたところ、自転車を買いたいと云い出し
たので、さらに行動範囲を拡げさせようと車屋
さんに連れて行き、あれよあれよという間に、
妻の車を買ってしまいました😁
自分の車を手に入れた妻は、嫌々猛特訓を受け
ていましたが、やがて、英会話スクールに通い
始め、さらに、自転車では重くて通えなかった
であろうステンドグラスも習い始めました。
妻は友達をつくるのが上手で、近くのタリーズ
で英語の勉強をしていた時に、ひとこと交わし
たことがきっかけで年上のご夫婦と友達になっ
たり、英会話スクールではアメリカ人の先生達
とハロウィンパーティをしたり、年下の友達も
できました。
ステンドグラス創りの後に、先生達と食事会を
したり、石川での生活を愉しんでいました。
多くの人が、妻の明るい笑顔と素直でまっすぐ
な性格に惹かれたのだと思います。
3年の月日が経ち、会社の事情により担当して
いた事業を売却しなければならなくなり、共に
働いてくれた仲間を社内配転した後、自分の身
の振り方を考え始めました。
そうした時も、妻はいつものように接してくれ
て、転職を相談した時にも『やりたいように』
と同意してくれました😭
仲良くなった、多くの友達との別れの悲しさも
あったと思うのですが、落ち着いた表情からは
微塵も感じませんでした。
こうして、妻や義父が優しく背中を押してくれ
転職を決意し、会社の慰留を固辞して退職し、
就職活動を始めることになりました。
その後の話は、またの機会に…。
いつも隣にいてくれたから、今の自分がある。
人生の転機、あの時があったから今がある。
本日は、この辺で。