映画『小説家を見つけたら』を観て!

自分を解放して、自分らしく活きてみては!

 

新型コロナが収まってきて、卒業式には自らの

判断で、マスクを外せるようになりますね。

でも、学生へのインタビューでは、賛否両論で

『鬱陶しさから解放される』とか『今さら外す

のは怖い、恥ずかしい』など様々な意見が…。

 

とくに若い頃は、自分にあまり自信がなくて、

つい、ある種の『仮面』をつけてしまうことが

あると思います。

なので『マスクを外すのが怖い』という気持ち

が、判らないでもありません。

しかし時には、自分を解放して、自分のことを

よく知ってもらい、自分らしく活きることが、

良いのではないかと思うのです…😀



一昨日、2000年のアメリカ映画『小説家を

見つけたら』を観ました。

黒人の高校生ジャマールと、ベストセラー作家

となるが、以降は隠遁生活をしている年老いた

フォレスターの友情を描くヒューマンドラマ。

 

バスケットが得意で、文章を書くことが好きな

ジャマールが、家に閉じこもり双眼鏡で眺めて

いる、謎の老人フォレスターの部屋に、忍び込

んだことがきっかけで、彼から小説の書き方を

教わり、逆に彼を外に連れ出していくうちに、

かけがえのない友情が芽生えていく話でした。

 

この小説家、フォレスターを演じていたのが、

ショーン・コネリー』さんです。

私は、彼が出演する映画を好んで観ています。

1962年から1983年にかけて放映された

『007』というアメリカ映画で、秘密諜報員

ジェームズ・ボンドを演じていた彼は、30代

から『ウィッグ』をつけていたそうです。

 

イケメンで、スリル溢れるアクションは、格好

いいとは思いましたが、実は、彼を魅力的に、

感じたのは、彼が『ウィッグ』を外した、次の

作品からだったのです。

それは決して、格好いいとはいえない歳老いた

警官を演じた1987年『アンタッチャブル

というアメリカ映画でした。

 

人生の黄昏時を感じさせる人物像を巧みに演じ

哀愁を漂わせる深い渋さが、表れていました。

それは、俳優として蓄積された経験から、滲み

出たものもあると思いますが、穿った観方かも

しれませんが、『ウィッグ』を外して、自分を

解放して、自分らしく演じるようになったから

なのではないでしょうか?

 

ショーン・コネリーの主な足跡 】
1930年 スコットランドエジンバラ生まれ
1962年~1983年『007』シリーズ
1987年『アンタッチャブル
      アカデミー賞助演男優賞を受賞
1989年『インディジョーンズ最後の聖戦』
1996年『ザ・ロック
2000年『小説家を見つけたら
2020年…90歳で永眠

 

ショーン・コネリー』さんの数々の名演技を

観て思ったことは、『自分を飾らない人には、

魅力があって、人間味を感じるもの』…と。

 

良く思われたくて、自分を飾ってしまうことは

人間の悲しい煩悩なので、仕方がありませんが

そればかりに囚われてしまうと、折角の人生が

台無しになってしまうのでは…😖💦

時には、人にどう思われようと、自分らしく、

活きることかと…😀

かく云う私も、発展途上にありますが、そんな

『活き方』を目指してみませんか?

 

            本日は、この辺で。