映画『I am Sam』を愉しむ!

名画は、いつ観ても感動を与えてくれるもの!

 

いつも夕食後は、録りためている番組を観て、

愉しんでいます。

数年前から、青春ドラマや、恋愛ドラマを観る

年齢でもないと、専ら、ドキュメンタリーや、

歴史、紀行物の番組を観ていたのですが、そう

決めつけず、何か変えてみようと思い立って、

10月からの新番組が始まるのをきっかけに、

ドラマや映画を片っ端から録りまくってます。

もう30時間くらいたまり、残量がなくなって

いるので、一気に観始めているのです…😁

 

ドラマでいうと『アトムの童』とか、『silent』

『ファーストペンギン』などが面白いですね。

若手俳優の名演技が、輝いて観えます。

面白いドラマが増えてきましたね。

 

一方、テレビで放映する映画は、一昔、二昔に

上映されたものが多いけど、名画というものは

いつ観ても、じんときて、感動を与えてくれる

ものですね。

一昨日観た『I am Sam アイ・アム・サム』は

父娘の絆と、周囲の温かさに、とても感動しま

した。紹介しますね(ネタバレを含みます)。

 

『I am Sam』は、2001年のアメリカ映画。

知的障害のサムは、ホームレスの女性との間に

健常の女児ルーシーを授かるのですが、出産後

その女性に失踪されてしまう。

それでも彼の友人や、隣人の女性アニーに助け

てもらいながら、ルーシーを育てていました。

ルーシーの7歳の誕生パーティーで、サムは、

『少年に暴力を振るった』と疑われたことが、

きっかけで、児童福祉局から『ルーシーの養育

能力なし』と、引き離されてしまいます。



サムは、ルーシーを取り戻そうと、友人の助言

で、やり手の女弁護士リタに弁護を依頼するが

リタは支払能力のないサムを断り続ける。

しかし、周囲に『社会奉仕』と告げてしまった

ため、しぶしぶ依頼を引き受けることに…。

ルーシーが施設を抜け出したり、有効な証言も

ないまま裁判は苦戦し、とうとうサムは執拗な

責めに屈してしまい、ルーシーを里親ランディ

に引き取られてしまう。

 

リタは、父娘の絆の深さや、サムの純粋な心に

触れるうちに、『自分が救われていた』ことに

気づく。実は彼女は、夫に不倫され別居となり

独り息子と心が離れてしまっていたのである。

 

リタは本気でサムを救いたいと、悲しみの余り

引き籠っていたサムに会って、ルーシーを取り

戻すアドバイスをする。

サムは、ランディの家の近くに引越して、仕事

を掛持ちし、養育条件を満たす努力を始めた。

毎晩、里親の家を抜け出し、サムに会いに行く

ルーシーを見かねたランディは、2人を引き離

せないと…。

ルーシーはサムの元へ戻り、アニーや、リタ、

ランディなどの人に囲まれ、幸せに暮らした。

 

父娘の深い絆、娘を想う父の愛情の深さ、友人

や隣人の優しさに見守られ、心優しい娘に成長

を遂げていった。

 

子育てには

『知的障害という壁は存在しない』

『お金があっても、愛情がなければならない』

リタのように、健常者で裕福な家庭であっても

親の離婚、鍵っ子となり、愛情に飢えている子

が存在するという現代社会の歪みも、浮き彫り

にしているように思いました。

 

            本日は、この辺で。