散歩道で見つけた自然を愉しんで! (その8)

苦い歴史から、『恩恵』を受けた不思議な感じ!

 

昨年の春から始めた、近所の散歩は、1年以上

続いています。

昨日は、家から車で5分の公園へ行きました。

木漏れ日の中、木々の葉が、そよ風に揺られて

『さわさわ』と心地よい音がして、すっかり、

癒されました…😀

 

そして今日は、いつもの近所を散歩していると

訊き覚えのある啼き声がして、近づいてみると

4羽の『カササギ』がいました。

そのうちの1羽が『ツォッ、ツォッ、ツォッ』

と、啼き続けているのですが、ほかの3羽は、

林をとぼとぼ歩いて、餌でも探しているのか、

警戒心がなさそうなのです。



とくに1羽は、目の前の物置の上で、虫を追い

かけたり、小枝を啄んだりして、夢中の様子で

人をまったく、怖がっていませんでした。

もしかしたら、今年生まれた『カササギ』の子

かもしれませんね。

親鳥が、『人が近づいているから、危ないよ』

って、心配して啼いているのかもしれません。

youtu.be

よく観ると4羽とも、羽の白黒に青みがかって

いるので、これまで、時々見かけた『ツガイ』

の『カササギ』ではないようです。

これまで、白黒の『カササギ』しか観たことが

ありませんでしたから、新発見です…😁

 

ネット情報によると、ロシアから渡った種類の

カササギ』は白黒の2色ですが、佐賀県など

で観られる『カササギ』は、白黒に青みがかっ

た羽をしていると云うのです。

一説では、豊臣秀吉朝鮮出兵の時に、兵士が

持ち帰った種と云われています。

squid-angler-55.hateblo.jp


朝鮮出兵というと、430年も前になります。

すっごく歴史を感じますね。

カササギ』のほかには、陶工達を連れてきた

お陰で、佐賀県に『有田焼』や、『伊万里焼』

などが産まれて、本州に渡って、私が大好きな

備前焼』の陶器が名産となったと、云われて

います。

 

結果的には、失敗に終わった苦い歴史ですが、

430年経った今、お気に入りの『備前焼』の

『お猪口』が手元にあり、白黒に青みがかった

羽の『カササギ』という2つの『恩恵』を受け

た気がして、何だか不思議な感じがしました。

 

            本日は、この辺で。