『徳川家康』第6巻を読み終えて!

『リーダー』に必要な素養とは?

 

昨日の朝、ゴミを出しに家を出ると、訊き覚え

のある啼き声が…。

近くの林のてっぺんを観ると、『カササギ』と

2羽の『カラス』が、啼き合っていました。

両親を呼んで、しばらく観ていると、もう1羽

カササギ』がやってきて、少し低い位置に、

留まりました。

たぶん、先日、観た『ツガイ』だと思います。

縄張り争いでも、していたのでしょうかね?

 

師走も後半に入り、私のきまぐれな『読書熱』

は冷めずに、なんと『徳川家康』6巻目を読み

終えました。

頁の上下に、びっしり字数のある500頁弱を

10日間で読み切ったのは、自己最速かもしれ

ません…😁



第6巻は『小牧長久手の戦い』が漸く終息して

『秀吉』は、関白の位を与えられ、豊臣の姓を

名乗り、天下統一に向けて、九州征伐を行おう

とする頃で、そのためには、彼が唯一怖れてい

た『家康』を何としてでも、臣下に跪かせて、

東の北条や、北の伊達、上杉などへ威信を示す

必要がありました。

『秀吉』は、妹の『朝日姫』を『家康』の正室

にして、義弟にしようと画策しますが『家康』

の巧みな智慧によって拒ばれます。しまいには

母の『大政所』を人質に送って、何とか婚儀を

取り付けますが、正室を迎える御殿を建てると

云われて遅らせられたり、いざ上洛となると、

『家康』に3万人を引き連れられてしまって、

逆に、威勢を示されてしまう有り様。

この『秀吉』と『家康』の『智慧比べ』そして

どっちが先に怒り出すかという『我慢比べ』は

読んでいて、とっても痛快でした…😀

 

ところで『武将』という『リーダー』にとって

必要な素養って何でしょうかね?

思いつくままに挙げてみると…

 

確固たる信念を持っていること

 家来が心服するような、考え方やビジョン、

 揺らぎのない信念を持っていないと、だれも

 ついてこないですよね。『家康』は長い間、

 人質時代を経験しました。今川義元の人質に

 なっていた『竹千代』の頃に『雪斎』という

 仏僧から仏法や兵法を訓えられ、実母の於大

 の方や、祖母の華陽院から慈悲の心を教えて

 もらい、自らの考え方や、信念を築き上げる

 ことができたのだろうと思います。

 

寛容かつ鋭敏で、懐が深いこと

 『3人寄らば文殊智慧』とも云いますが、

 1人では成せないことも、いろいろな知識、

 智慧、情報を持った人に出逢って、その力が

 結集すると、大きなことを成せるようになる

 のでしょう。そのためには、人の話に、耳を

 傾けて受け止める『寛容さ』と、真偽の程を

 訊き分ける『鋭敏さ』が大切かと…。

 『秀吉』は、参謀や、智慧者から『戦』の要

 を知り、堺の鍛冶・鉄砲商人から『商い』の

 ツボを得て、情報通の茶家衆から『裏情報』

 を掴んでいたからこそ、『戦わずして、敵を

 活かすこと』を見出し、天下を手中に収める

 ことができたと思うのです。

 

謙虚に顧みて、即断即決する柔軟性を持つこと

 1つの考えに固執せず、絶えず顧みて、もし

 誤りに気づけば『即断即決』して、軌道修正

 する『柔軟性』が大切かと…。

 『家康』の周りには『徳を積む』ことを訓え

 てくれた『鳥居忠吉』や、真っ向から叱って

 くれた『本多作左衛門』などの頑固一徹者が

 いてくれたからこそ、自らを顧みて、柔軟に

 対処する智慧を得たのだと思います。

squid-angler-55.hateblo.jp

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世界各国の『リーダー』…大統領、国家主席

最高指導者に、これらの素養があれば良いので

すが、自国の領土を拡げることや、自国に都合

の良いことばかりに終始されていて、とっても

残念なことですね…😖

ちいとは、武将の爪の垢を煎じて呑ませたい!

 

            本日は、この辺で。