散歩道で見つけた木々を見つめて! (その2)

『木を観て、葉を観ず』だったことに気づく!

 

昨日は、インスタ映えする景色を撮ろうと遠出

をしてみました。

まるで秋の空のような清々しい陽気の下、麦が

元気に育っていました。

落語『愛宕山』の一節『麦が青々と伸びて菜種

の花が彩っていようという本陽気…』を思い出

しました。

植物が逞しくすくすくと育っているのを観ると

何だかほっとするというか、おだやかな気持ち

になりますね😁



若い頃は、花や樹木に興味がなくて、ただぼー

っと観ていたものですが、アラフィフを迎えて

からは妻の影響もあって、花の美しさに惹かれ

写真を撮り始めて、樹木にも興味が芽生えて、

ガーデニングを始めてからは、さらにその木肌

や葉っぱにも目が届くようになりました。

 

『木を観て、森を観ず』ということわざがあり

ますが、それまでの私はさしずめ『木を観て、

葉を観ず』ということではないでしょうかね😁

 

下の写真はクヌギの木ですね。クワガタやカブ

ト虫をつかまえたことがある方は、とくに馴染

みの深い木ですね。



では、この下の写真は、何の木でしょうか?

木肌も葉っぱも、クヌギに似ているようですが

少し木肌が黒っぽくて、葉っぱもクヌギより大

きめで先が丸まっていますね。



これは、柏 (かしわ) の木なんです。

実は、かくいう私も知ったのが昨日なんです😀

 

学生の頃、バスガイドさんに『春になっても葉

が落ちない広葉樹』の話を訊いたことがあって

肝心の木の名前を忘れてしまっていたのです。

それ以来、春に茶色になっても、しぶとく落葉

しない木を観る度に『なんだったっけ?』と。

何度かネットで調べてみたのですが、判らない

まま38年もの月日が経っていました😁

 

昨日の朝、永き鬱憤を解消しようと検索し尽く

して、やっと『柏』の名前に辿り着きました。

 

ネットの受け売り情報ですが、『柏』は落葉し

ないことから、子孫繁栄の縁起が良い木として

重宝され、また、樹皮がコルク状で火事にも強

いため、庭木によく植えられたそうです。

 

ずぅーっと知りたいってことが判って、とても

すっきりしました。

興味を持って観ると、まだまだ判っていなかっ

たことに気づくもので、いつも観ている風景を

ちょっと目線を変えて観てみると、新たな発見

があるかもしれないと感じました。

 

            本日は、この辺で。