両親と秋の高原トレッキングを愉しむ!

美しさを秘め、厳しい自然の中、活き続ける植物の逞しさ!

 

ここ1週間、穏やかな秋晴れが続いています。

週初めの日曜は両親を誘って、高原へショート

トレッキングをしてきました。

というのも先週は、従姉妹夫婦の来訪で、両親

は夜中の2時に起きてきて、夕食の後片付けを

手伝ってくれたのです。

そのお礼も兼ねて…と思っていたら、両親から

『同居を始めて1年経った記念に、お寿司でも

食べよう…』と云ったので、その前にドライブ

に行こうと誘ったのです。

 

我が家から2時間ほどで、標高700mの高原

の駐車場に着きました。

そこは湿原になっていて、木道が敷かれており

20分ほどで大きな沼にたどり着くので、幼い

子供からお年寄りまで、散策を愉しむことがで

きるのです。

 

秋晴れのひんやりとした森の中を歩いていくと

草木が黄色や朱色に、色づき始めていました。



10分ほど歩くと、木道が二手に分かれていま

した。母は足が弱く、長い距離を歩く時には、

杖をついているので、右の階段がないコースを

選んで緩やかな坂を降りていくと、急に目の前

が開けて、ダケカンバの林の向こうに、日本海

が望めました。



左の木道と合流すると、池糖が拡がる高原に、

着きました。

池糖は褐色で、泡が浮かんでは、はじけて消え

ていきます。池の底には、植物が沈殿した泥炭

がタンニンを含んでいて、ガスが浮かんできて

いるのでしょうね。

 

近くにベンチがあったので、休憩を…コンビニ

で買ってくれた栗饅頭をいただきました。



20分強で、沼に到着しました。

風がなかったので、水面に木々や青空が映って

とても綺麗でした。



秋の日差しを浴びて、黄金色の草紅葉が輝いて

観え、水面に真っ白な雲が映っていました。



ふと木々を観ると、トドマツが、下向きに枝を

伸ばし、ダケカンバが曲がりくねっています。



この綺麗な大自然も、厳冬期を迎える頃には、

真っ白な雪景色に様変わりして、木々が豪雪の

重さに耐え忍んでいることを物語っています。

美しさを秘めていながら、こうした厳しい自然

の中でも、枝を伸ばし活き続ける植物の逞しさ

を感じます。

こうした豊かな自然が、いつまでも残ることを

希いながら、高原を後にしました。

 

            本日は、この辺で。