散歩道で見つけた自然を愉しんで! (その11)

小さな秋を探して!植物はどうやって季節が判るの?

 

先日の豪雨の後、急に涼しくなってきました。

季節の移ろいを感じたので、一足先に秋を探し

に出かけました。

いつもの散歩道を歩いて行くと、『桜』の葉が

少しだけ、朱色に染まっていました。



道ばたに、『どんぐり』が、落ちていました。

そろそろ『リス』が餌を求めて、活発に動き始

めそうです…😁



『銀杏』の葉っぱは、全体的には、緑色をして

いますが、一部分だけ黄色に変わっているのを

見つけました。



どんなに暑くても秋は訪れ、どんなに寒くても

春はやってきますよね。

『植物はどうやって季節の変化が判るのか?』

と疑問に、思ったことはないですか?

きっと小学校で習ったはず…確か『日照時間』

と『気温』だったような…うろ覚えだったので

調べてみました。

 

すると植物は、『日照時間』と反対の、照らさ

れていない『暗い時間』を葉が感じ取ることで

季節が判って、開花する時期は、気温によって

前後するのだそうです。

 

それでは『植物が紅葉するのは、暗い時間と、

気温に依るのでしょうか?』

それは『気温』に依るそうで、『最低気温』が

8℃程度になり、1日の寒暖差が大きい日が、

数日続くと、『紅葉』が進むのだそうです。

 

気象庁の気温データを使って、これまで2年間

気温の変化を調べてみました。

左のグラフは月ごとの最低気温、右のグラフは

1日の気温差Δを表しています。

すると最低気温は、年々上昇しており、今年の

8月は、特に高くなっています。

また、7~8月の気温差Δは、年々減少傾向を

示しています。温暖化の影響かもしれません。



次に2年前と昨年について、日ごとの最低気温

と気温差Δを示すと、年度によって、気温差は

さほど変わらないのですが、紅葉が進む目安と

なる最低気温8℃の時期を観ると、2年前は、

9月16日で、昨年は9月22日となっていて

紅葉が遅くなっていることを表しています。



実際にどうであったか、昨年植えた『コキア』

の写真を観てみると、ばらつきはありますが、

9月8日の『明るい緑』から、9月29日には

『橙~紅色』という紅葉を迎えていますので、

『最低気温8℃』という目安は、頷けます。



さて今年は…?というと、気温が高く推移して

いるので、紅葉の見頃は、昨年よりも遅くなる

かもしれませんね?

『コキア』の紅葉を観察して、結果をお知らせ

しますね…😁



            本日は、この辺で。