小さな秋を探して!植物はどうやって季節が判るの?
先日の豪雨の後、急に涼しくなってきました。
季節の移ろいを感じたので、一足先に秋を探し
に出かけました。
いつもの散歩道を歩いて行くと、『桜』の葉が
少しだけ、朱色に染まっていました。
道ばたに、『どんぐり』が、落ちていました。
そろそろ『リス』が餌を求めて、活発に動き始
めそうです…😁
『銀杏』の葉っぱは、全体的には、緑色をして
いますが、一部分だけ黄色に変わっているのを
見つけました。
どんなに暑くても秋は訪れ、どんなに寒くても
春はやってきますよね。
『植物はどうやって季節の変化が判るのか?』
と疑問に、思ったことはないですか?
きっと小学校で習ったはず…確か『日照時間』
と『気温』だったような…うろ覚えだったので
調べてみました。
すると植物は、『日照時間』と反対の、照らさ
れていない『暗い時間』を葉が感じ取ることで
季節が判って、開花する時期は、気温によって
前後するのだそうです。
それでは『植物が紅葉するのは、暗い時間と、
気温に依るのでしょうか?』
それは『気温』に依るそうで、『最低気温』が
8℃程度になり、1日の寒暖差が大きい日が、
数日続くと、『紅葉』が進むのだそうです。
気象庁の気温データを使って、これまで2年間
気温の変化を調べてみました。
左のグラフは月ごとの最低気温、右のグラフは
1日の気温差Δを表しています。
すると最低気温は、年々上昇しており、今年の
8月は、特に高くなっています。
また、7~8月の気温差Δは、年々減少傾向を
示しています。温暖化の影響かもしれません。
次に2年前と昨年について、日ごとの最低気温
と気温差Δを示すと、年度によって、気温差は
さほど変わらないのですが、紅葉が進む目安と
なる最低気温8℃の時期を観ると、2年前は、
9月16日で、昨年は9月22日となっていて
紅葉が遅くなっていることを表しています。
実際にどうであったか、昨年植えた『コキア』
の写真を観てみると、ばらつきはありますが、
9月8日の『明るい緑』から、9月29日には
『橙~紅色』という紅葉を迎えていますので、
『最低気温8℃』という目安は、頷けます。
さて今年は…?というと、気温が高く推移して
いるので、紅葉の見頃は、昨年よりも遅くなる
かもしれませんね?
『コキア』の紅葉を観察して、結果をお知らせ
しますね…😁
本日は、この辺で。